「親ガチャ」に関するトピックが話題になっている。
親ガチャは、子どもは生まれてくるときに親を選べず、
親の経済力や遺伝的要素などによって人生が決まるとする。
たとえ「ハズレ」でも本人の努力次第で抜け出せる、との主張も。
これに対して、努力や行動力ではどうにもならないレベルがあるとの反論も。
「金がないからいい学校行けない、いい職に就けない」
「ガチャという言葉は嫌いだけど、親で決まる部分は本当に大きいと思う」
「下層家庭に生まれる。金がないからいい学校行けない、いい職に就けない。自分がまさにそうでした」
といった、自身の親は「ハズレ」だったという立場での書き込み。
一方で、「いや、行動力でどうとでもなるよマジで」など、本人が努力すれば抜け出せるという主張も複数ある。
「母親が猛毒で暴力や勉強の邪魔ばかりしてきたけど、奨学金とって国立大行って資格とってそれで今生きてる」
など、恵まれない環境だったが努力してなんとか幸せに暮らせているという人もいる。
確かに、親は関係なく努力して自身の人生を切り拓く人もいる。
しかしこれには、努力や行動力ではどうにもならないレベルがあるという反論も少なくない。
「努力すればいいじゃんっていうけど、家が貧乏だったり親が子の夢を否定したがる人だと、
努力のスタートラインにすら立てない」
「奨学金もらえば?とかあっさり言える人は、奨学金の手続きには親の協力が必須な事を知る必要もなかった恵まれた人」
など、成績が良くても諦めるしかなかった過去を訴える。
貧困や虐待など辛い過去を語る人も多かった。
ただ、子どもの自己肯定感や才能を伸ばすための「育て方」による格差はあるという意見には、
多くの共感が集まっている。
OECD(経済協力開発機構)が2021年に発表した調査結果では、
初等教育から高等教育までの教育機関への支出がGDPに占める割合は、
日本は4.0%とOECD平均4.9%を下回った。
一方で、家庭における教育費の負担は加盟国の中でも高いという(2020年版)。
ここでも、公助が陰りを見せ、日本政府の目論見通り自助が頑張っている。
金がある家は、マンションや家を購入する時にも、親が頭金を出すなどの援助がある。
それは車など、全てに繋がる。
金が無い家は援助は何もない。それは全てに繋がる。
確かに努力で叶えられるものはある。
ただそのハンディキャップは大きく重い。
そして、親自体が諦めている家庭も多い。
親が諦めなければ、子供も諦めない可能性は高い。
塾も行けばいいというものではない。
塾の先生も人によって格段の差がある。
その格段の先生は格段の塾へ向かい入れられる。
そして、そこにはレベルの違う向上心の塊の子供たちが沢山いる。
それは勉強に限らず、スポーツでも音楽でも、趣味でも同じだ。
いくら努力をしても、大谷翔平選手にはなれない。
でも、目標にすることは大事だし、比べても仕方がないので、
出来ることを頑張るしかない。