男性の脱衣所だけに防犯カメラが設置されているのは問題ではないのか?
「今やほとんどのスーパー銭湯の男湯の脱衣場にはカメラがある。
いくら防犯のためとはいえ全裸になる所を電子媒体に残されるのは不快だし、
技術が進むなかでどう動画が処理されているのか分からない」と不安を口にする。
女性に聞くと、女湯の脱衣所に防犯カメラがついているのは見たことがないので、
男湯の脱衣所にカメラが付いていることを初めて知ったという。
全国のスーパー銭湯でつくる「温浴振興協会」が、ことし7月下旬にアンケート調査を実施したところ、
134の施設から回答があり、7割余りの施設が、男湯の脱衣所に防犯カメラを付けていた。
何らかの盗難被害があったのは全体の8割以上と、かなり多くの施設が経験していた。
「温浴振興協会」では脱衣所での盗難被害の現状についても聞いた。
「男性・女性脱衣所両方で被害」…71%
「女性脱衣所でのみ被害」…8%
「男性脱衣所でのみ被害」…6%
「盗難被害にあったことがない」…15%
どう考えても、男性の脱衣所だけに防犯カメラと言うのは、おかしい。
拘置所で自殺や逃亡の恐れがある容疑者でも、防犯カメラは人権侵害に当たるので設置できない。
東京拘置所に収容されている確定死刑囚の男性が、14年以上にわたりカメラ付きの部屋で監視されたのは、
プライバシー権の侵害だとして、国に約1900万円の損害賠償を求める訴訟を近く東京地裁に提訴へ。
‘@完全な差別だ。
なぜ、今まで放置されてきたのか。
設置するなら両方設置すべきだ。
女性の脱衣所には防犯カメラが付いていないので、女性の脱衣所での盗難被害のほうが多いという声もある。