自民党の二階俊博議員は16日、CS番組の収録で、
安倍氏の国葬をめぐって世論が二分していることについて、
「みんな黙って手を合わせて見送ってあげたらいい」と述べた。
二階議員は、国葬に対する反対論について、
「終わったら反対していた人たちも、必ず良かったと思うはず。日本人なら」と強調。
東京五輪同様、反対していても日本人は終わったら反対を忘れて「良かったと思う」との見解を示した。
だが、東京五輪は最初から最後までケチが付いた挙句、
終わってからさらに刑事事件にまで発展しそうな事件が発覚している。
国民の半数以上が思っていた、東京五輪「負のレガシー」が現実味を帯びてきた。
そんな現実を無視しての二階議員の発言は、自民党の多くの議員の代弁なのだろう。
さらに、「長年つとめた首相が亡くなったのだから、みんな黙って手を合わせて見送ってあげたらいい」とした上で、
「国葬がどうだとか、こんな時に議論すべきではない。控えるべきだ」と、無鉄砲なことを述べた。
本来なら、国葬にするかどうか議論すべき問題なのに、閣議決定したのだから文句を言うなとは、
傲慢爺も甚だしい。
国葬については欠席を決めている人もいるが二階議員は、
「欠席する人は、後々、長く反省するだろう。欠席しようがしまいが、国葬には関係ない。
世の中にあまり賢くないということを印象づけるだけだ」と断じた。
自民党が国民・世論を無視していることが良く分かる。
国葬に欠席しようが反対しようがそんなことは関係ない。お前らがバカで死ぬまで反省するだろうと。
一方、二階議員は、世論調査での岸田内閣の支持率について、
「支持率が低下しているということは、緊張して政局・政治運営にあたれという天の声だ」と指摘。
「慎重に来て、安全運転の初歩の段階は、国民に支持されて認められた」が、
「安全運転だけでは国民は物足りない。暴走してはいけないが、でも安全運転だけではダメだ」と持論を展開。
なぜ支持率が低下しているのかを理解していないようだ。
安全運転をしていた岸田総理が、統一教会問題のスルー、唐突に安倍氏の国葬儀と、
暴走しだしたから、支持率が低下しているのだ。
閣議決定で全てのことが決められる前例を作った故安倍晋三氏の責任は重い。
国葬賛成派は、国葬に反対している人たちは安倍氏の死去に何も感じていないと、
大きな勘違いをしている。
国民の大多数は安倍氏暗殺事件に心を痛め手を合わせている。
山上容疑者の行為を絶対許せないと思っている。
ただ、なぜ、国葬儀なのかということだ。