東京五輪汚職事件で、東京地検特捜部から任意で事情聴取された、
日本オリンピック委員会(JOC)の竹田恒和前会長(74)。
大会組織委員会の副会長も務めた自宅マンション前に報道陣が連日、詰めかけている。
今週に入って、近く特捜部が強制捜査に乗り出すとの情報が流れた。
次なるターゲットとして有力視される広告大手「ADKホールディングス」(旧アサツーディ・ケイ)。
ADKは組織委元理事の高橋治之容疑者の仲介でスポンサー獲得業務の協力代理店に選ばれ、
その見返りとして高橋容疑者にコンサルタント料計5000万円を支払った疑いが浮上。
ADKは、すでに特捜部の家宅捜索を受けた駐車場大手「パーク24」のスポンサー契約に関わり、
2016年からパーク24の社外取締役に名を連ねているのが、竹田氏。
竹田氏は、18年6月に東京・港区の自宅マンション内に一般社団法人「竹田事務所」を立ち上げ、
自ら代表理事に就いた。
業務内容にあたる「目的」はコンサルタント業で、理事は竹田氏と妻の2人。
「パーク24がスポンサー契約を締結したのは18年8月。竹田事務所の設立から約2カ月後のこと。
当時、竹田氏は組織委副会長として在任中。
旧皇族の逮捕はあるのか。