新形コロナで、海外への渡航者向けに出している感染症危険情報について、
外務省は19日、全世界を対象に「十分注意してください」とするレベル1に引き下げた。
外務省はこれまでオーストラリアや台湾など76の国や地域について、
不要不急の渡航はやめてください」とした「感染症危険情報」のレベル2に指定していた。
これについて岸田総理は「ビジネス往来など国際的な交流を一層活発化させるものだ」とした。
世界保健機関(WHO)は19日、
新型コロナ感染症が依然として世界的な緊急事態であることに変わりはないとの見解を示した。
WHOの委員会は「世界の一部ではパンデミックが終息したと考えられているが、
新型コロナは依然として、世界の人々の健康に対し引き続き強い悪影響を与える公衆衛生上の出来事だ」と指摘。
週当たりの死者数はパンデミック開始以来最も少ないが、他のウイルスと比較すると依然として高い水準にあるとした。
テドロス事務局長は記者団に対し「このパンデミックは以前にもわれわれを驚かせたが、
今回もそうなるかもしれない」と述べた。