電産永守会長、関潤前社長ボロクソ。
外部から社長「50年間で最大のミス」
日本電産の永守重信会長兼最高経営責任者(CEO)は24日のオンライン決算説明会で、
「50年間、経営をしてきて最大のミス。これによって成長は遅れてしまった」と、
日産自動車出身の関潤前社長(61)起用を最大のミスと断じた。
日本電産は9月2日、創業メンバーの 小部こべ 博志副会長(73)が社長に就任する3日付の人事を発表。
関潤社長(61)は2日付で業績悪化の責任を取って辞任。
創業者の永守重信会長(78)は続投する方針を示した。
永守会長は関前社長就任会見で。
「電気自動車用駆動モーターを世界に供給する上でものづくりが重要な課題。
「電気自動車用駆動モーターを世界に供給する上でものづくりが重要な課題。
指揮を執れる人材に参加してもらう必要があった」と関社長の就任を説明。
その上で、この時点で前社長となる吉本氏就任の時に、
合わせて打ち出した集団指導体制が業績の停滞を招いたとし、
合わせて打ち出した集団指導体制が業績の停滞を招いたとし、
「中国と競争していくためには、決断までに時間を要するようではだめだ。
創業以来最大の間違いだった」と述べていた。
24日発表した2022年9月中間連結決算(国際会計基準)は、売上高が前年同期比24・2%増の1兆1307億円、
最終利益は30・1%増の866億円で、いずれも中間期で過去最高だった。
家電やゲーム機向けなどの精密小型モーターが堅調に推移し、円安も収益を押し上げた。
日本電産は24日、自己株式の取得を巡り、不適切な処理の疑いがあると指摘した、
東洋経済新報社の7日付の報道に対し、「虚偽の事実で名誉を毀損した」として、
同社に損害賠償と謝罪広告などを求める訴訟を東京地裁に起こしたと発表。