新型コロナウイルスのワクチンについて東京都が実施したアンケートで、
1、2回接種した人に3回目の接種の意向を尋ねたところ、
接種しないと回答した人が57・7%に上った。
副反応への懸念や効果への疑問が背景にあるとみられる。
アンケートは20~70代の都民を、年齢別の人口比を考慮して無作為に抽出。
10月1~3日にインターネットで実施し、1000人から回答を得た。
ワクチンの接種歴などの設問では、4回24・2%、3回48・4%、2回12・0%、1回0・3%だった。
未接種は15・1%で、うち「おそらく接種しない」「絶対に接種しない」とした人は9・4%だった。
1、2回接種し、3回目は接種しないとした人に理由を尋ねた(複数回答可)ところ、
「副反応がつらかったから」「ワクチンの効果に疑問がある」を選んだ人がそれぞれ3割を超えた。
「副反応が心配」は2割強、
「重篤な健康被害が心配」と「感染しても自分は重症化しないと思うから」がそれぞれ1割強だった。
未接種の人で接種しないまたは未定とした人に理由を聞く(同)と、
「副反応が心配」が4割弱で最も多く、
「ワクチンの効果に疑問がある」が3割強、「ワクチンの重篤な健康被害が心配」は3割弱だった。