経済産業省が所管する官民ファンド「クールジャパン機構(海外需要開拓支援機構、CJ機構)」が、
崖っぷちに追い込まれている。
アニメや日本食の海外展開を支援するために2013年に設立されたが、
累積赤字額は309億円に拡大。
経産省は25年度に黒字転換させるとして存続をめざすが、財務省は組織の統廃合を検討している。
22日に開かれる財務省の財政制度等審議会(財務相の諮問機関)の分科会で、経産省が新たな改善計画を示す。
計画の見直しは21年5月に続いて2回目で、今回も計画を達成できなければ、
財務省は組織の統廃合に踏みきる方針だ。
CJ機構は、第2次安倍政権が成長戦略と位置づけた官民ファンドの一つ。
今年3月時点で国が1066億円、民間企業24社が計107億円を出資。
国が主導し、これまで計56件の投資を決めたが、ほとんどが失敗。
‘@国や官僚が主導すればほとんどが失敗する。
なぜ、理解できないのか。
誰が責任をとるのだ。
政治家のお友達を優遇しないで、能力のある民間に任せるべきだ。