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​厚労省、マイナ保険証「毎回提示」

マイナンバーカード普及のため政府が掲げる「健康保険証廃止」方針。

厚生労働省マイナンバーカードを保険証として使用する際、受診時に毎回提示を求め、

オンラインでの資格確認が必要だとする見解を示している。

従来の保険証の場合、初診時や再診時の月1回の確認だけで済んでいたが、

患者側、医療機関側双方の手間が増えることになる。

便利どころか手間のかかることばかりのマイナカードになっている。

現状、機械の不具合も多く、まずシステムとして完成されていない。

12月1日、全国保険医団体連合会(保団連)は、厚労省に対し、来年4月のオンライン資格確認義務化の撤回を要請。

その中で、資格確認システムの運用マニュアル変更の問題点を指摘。

従来は「原則、提示を求め、資格確認を行う」とした上で、

「月初での実施など各病院・診療所で異なる運用を実施している場合はそちらを優先することも可能」

とのただし書きがあったが、改定後にただし書きが削除された。



厚労省医療介護連携政策課は「これまでも法律上はその都度、資格確認が必要としている。

医療機関が過誤請求がないとの自身の判断で、再診時に確認していないのが実情だ」と説明。

その上で「オンラインの場合、その場で最新の資格情報を確認できる」として毎回、資格確認を求めるとし、

「趣旨にそぐわない記述だった」とマニュアル改定の経緯を説明。

再診の際にマイナ保険証を忘れたり、機器の不具合で資格確認ができなかったりした場合はどうなるのか。

厚労省担当者は「具体的な対応は検討中」という。

患者、医療機関双方にメリットはなく、手間がかかるだけのマイナカード保険証。

スーパーなどの支払いもそうだが、スマホで支払っている人の多くは現金で支払うより数倍の時間が掛かっている。

いまのところ本末転倒で、いい迷惑だ。