日刊ゲンダイDIGITAL
河野大臣が「それなりの被害」と騒ぎ立てる現行の健康保険証による「なりすまし被害」。
実態は騒ぐほどのものではない可能性が高い。
厚労省や警察は被害件数を把握しておらず、医療関係者は「日常的には起きていない。レアケースだ」と語る。
「保険証は顔写真がないため、これまでも医療機関は本人かどうかについては細心の注意を払ってきました。
20年の厚労省の通知を受けて、国籍にかかわらず、全く初めての来院者は顔写真付きの身分証で本人確認をするようになった医療機関も少なくありません。
そうした努力もあってなのか、懸念されたなりすまし受診はほとんど発生していないとみられます」(医療関係者)
では、現行保険証が廃止され、マイナ保険証に一本化されたらどうなるのか。
驚くことに、なりすましがしやすくなってしまうという。
「マイナ保険証によるオンライン資格確認では、顔認証か、マイナカードの暗証番号の入力によって機器(カードリーダー)が本人確認を行います。
現行保険証のようにスタッフは別の身分証で目視確認しません。
つまり、暗証番号さえ分かれば、他人のマイナ保険証で本人確認をクリアし、なりすまし受診が可能になるのです」(前出の医療関係者)
IT関係者によると、機械を使ってマイナカードから4桁の暗証番号を読み取るのはさほど難しくないという。
また、被保険者が保険資格のない他人に暗証番号を教えれば、使い回しもできる。
現行保険証よりもマイナ保険証の方がなりすまし受診を誘発する。
‘@とんだお笑い草。
無能な集団がこねくり回して、当初より悪いものを作る典型だ。
一般の企業ならここでもう一度原点に立ち返ろうと言う人が現れるが、政府は前に進む頭しかない。
なぜなら、立ち止まるということは失敗を認めることになる。
プライドの高い人間はそれを恐れて、泥沼に入り込む。
それでも誰も責任をとらない、気楽な稼業。