中国・北京市にある日本の半導体大手ルネサスエレクトロニクスの主力工場で、
従業員に新型コロナの感染者が相次ぎ、16日夜から全面的な操業停止に入った。
北京の工場は約1000人の従業員がおり、主に家電や産業用機器、自動車向けの半導体の生産を手がけ、
国内外の企業に出荷している。
中国政府が今月中旬に「ゼロコロナ政策」を転換し、現在は自由な操業が認められているが、
急速な感染拡大が日系企業の生産にも影を落とし始めた。
中国政府は12月、感染封じ込めを優先するゼロコロナ政策を転換。
経済活動を優先する狙いたが、逆に感染者の増加を招き、経済再開が容易でないことが浮き彫りとなっている。
‘@日本でも政府の抑え込む感染対策には強い反発があり、
中国より先に新型コロナに対して行動を抑制しない対応をとっている。
その結果、感染者は増大しており、中国同様今後の経済への影響が懸念される。
日本では中国市民の政府に対するゼロコロナ政策への反発ばかり報道していたが、
いざ、ゼロコロナを解放したら感染が急拡大して、市民が感染を恐れ外に出ない皮肉な結果となっている。