国際医療福祉大学救急医学の志賀隆主任教授。
先日は60代のノーワクチンの方が来たのですが、
CTを撮ったら肺が真っ白になっていて、すぐに人工呼吸器を装着しました。
そういう人たちもポツポツ出てきていますね。
ノーワクチンの人はワクチンをうっている人より重症化しています。
また、ワクチンをうっていても持病で免疫抑制剤などを使っていて抗体価がつかない人たちは大変です。
世間でこんなに流行ってしまうと、そういう人たちは家から出ずに感染予防をするしかないと思います。
職場や家族や友達など、周りに高齢者や免疫不全の人が、がん治療中の人がいる場合、
その人にコロナを持ち込んだら亡くなってしまう可能性があります。それは周りの人が気をつけてあげてほしい。
僕はコロナ流行の1年目の冬、70代の男性を担当したのですが、その人は生き延びました。
でもその人がうつした妻は亡くなりました。隔離された病室の中で嘆いていました。
自分の行動が愛する人の死に直結するのはすごく辛いことです。
そういう人をたくさん見てきました。みんな茫然自失の状態です。
高齢者や弱い人が周りにいる場合、今は慎重な行動をとってほしいです。
ワクチンには重症化予防の効果があるのです。
‘@誰が何と言おうが、わたしは感染しないことが何よりと訴え続ける。
ワクチンを摂取しようがしまいが、マスクをしようがしまいが、他の人に感染させないことは大事。
感染対策をとっていながら感染したり感染させたりするのは致しかたないが、
無防備で弱い人に感染させるのは避けるべきだ。