政治・経済、疑問に思うこと!

より良い日本へ願いを込めて。

​2023年の世界10大リスク。

1位:ならず者国家ロシア

ロシアは世界から孤立しならずもの国家になる。

ロシアによる核攻撃の可能性が高まる。

2位:「絶対的権力者」習近平

中国で習近平国家主席の権力がさらに強まることへのリスク。

昨年、異例の3期目に入った習近平

大きな過ちを犯す危険性が高まっている。

3位:テクノロジーによる社会混乱

AIの技術的な進歩が社会の信頼を損ない、デマゴーグ権威主義者に力を与え、ビジネスや市場を混乱させている。

生成 AI と呼ばれる新しい AI により、ユーザーは簡単な指示でリアルな画像、動画、文章を作成することができるようになる。

技術的に進歩した人AIなどにより、社会的信頼の低下や扇動者・権威主義者の台頭、企業や市場の混乱を招く恐れがある。



4位:物価高騰の波

インフレ抑制の取り組みが招く世界的な成長減速リスク。

世界経済の2023年成長率は2%未満にとどまり、多くの国・地域がマイナス成長となるとの見通しを示した。

今年、景気鈍化の影響をいち早く受ける見通しなのは選挙が実施されるトルコやスペイン、

アルゼンチン、ナイジェリア、ポーランド

5位:追い詰められるイラン

核開発プログラムを推し進めるイランが、ロシアのウクライナ侵略に協力していることから、

イランと西側の新たな対立が予想される。

6位:エネルギー危機

ロシア・ウクライナ問題が発端となったエネルギーの混乱は「今後も永続的で体系的な変革をもたらすもの」と指摘。



7位:世界的発展の急停止

途上国への成長打撃

過去 2 世代の人類は、広範な繁栄が急拡大する前例のない時代を経験した。

世界経済の規模は 3 倍に拡大し、ほぼすべての国が著しく豊かになり、

10 億人以上が極度の貧困を脱して史上初のグローバルな中産階級の仲間入りをし、

発展途上国と先進工業国の間の機会格差が縮小した。

その進歩が逆行した。コロナのパンデミック、ロシア・ウクライナ戦争、

世界的なインフレの高騰という衝撃が 3 年にわたり相互に強化し合いながら続いたことが原因だ。

2023 年には、経済、安全保障、政治における利益がさらに失われ、

何十億もの人々がより脆弱な状況に置かれるであろう。

8位:アメリカの分断

民主党共和党による二大政党制のアメリカだが、その党派対立は憎しみに近いものへと深まっていく。

政治的な暴力行為が起こる危険性が高まっている。

9位:Z世代の台頭

Z 世代は、企業や公共政策を再構築するためにオンラインで組織化する能力と動機の両方を持ち、

ボタンをクリックするだけで世界中の多国籍企業の活動を困難に陥れ、政治を混乱させることができるのだ。



10位:逼迫する水問題

今年、水不足は世界的かつシステミックな問題となる。各国政府はまだ一時的な危機としてとらえるだろう。

2022 年、水位低下はアフリカの食糧危機を悪化させ、ヨーロッパでは海運や原子力発電を停止させ、

中国では工場の閉鎖につながった。

また、水不足によって、米国では西部の州が給水制限を余儀なくされ、中南米では社会不安が高まった。

各国内では、1980 年代から急激に増加している水関連の紛争が、2023 年にはピークに達するだろう。

最大の影響を受けるのは中東とアフリカだ。

ユーラシア・グループ(米調査会社) イアン・グレマー社長

地政学的リスクについては、「米中関係が、企業にとって、2023年最大の地政学的リスク」と言明。