神奈川県は20日、同県海老名市の5歳以下の女児が新型コロナ感染症による急性脳症で死亡したと発表。
基礎疾患はなかった。
県によると、女児は今月10日に発熱の症状があり、11日に陽性が判明。
12日未明に体調が悪化して救急搬送され、搬送先の病院で死亡した。
県が把握する県内の10歳未満の死者は7人目という。
東京都医師会理事で「かずえキッズクリニック」院長の小児科医、川上一恵氏は、
昨年(2021年)のいまくらいまでは、子どもの感染率は全体の感染者数の4%くらいでした。
それが今年、オミクロン株になってからですけれども、現状では全体の20%くらいが子どもです。
ほとんど年齢の差はありません。
中学生を超えてくると、大人と同様に生活上の活動域が広がりますので、最初から多い傾向はありましたけれども、
いまは関係ないですね。
子どものコロナ感染において95%は、熱や咳が出るくらいの症状なのですけれども、
5%程度は重症化すると言われています。
痙攣で始まって脳炎、脳症を起こす症例があります。
それから心筋炎になり突然、心臓が止まるような症例もございます。
また、発症からしばらく経って起きる症状ですが、MIS-C……「小児多系統炎症性症候群」と呼ばれる全身の炎症を起こす症例もあります。
MIS-Cは最初の発熱時ではなく、発熱を乗り切ったあと、6週間くらい経ってから再度出てきます。
そういう意味では、重症と捉える時期が異なりますので、難しい症状です。
‘@ 感染しないのが何より。