中国の習近平国家主席が春節(旧正月)直前に毎年実施してきた地方視察を、今年は行わなかった。
共産党関係者によると、都市部から地方へ広がっている新型コロナウイルスを懸念したためという。
習主席が2012年秋に党総書記に就いて以降、春節前に地方を訪れ、庶民と交流することを10年間続けてきた。
地方視察で「庶民派」をアピールしてきた習氏の対応は、感染がなお厳しい状況にあることを示している。
今年の春節は22日で、中国は21~27日を休日に定めた。
国が解熱剤を大量に買い占め、町から無くなったという話もあった。