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​プーチンの「口実がこじつけであると理解していないのは愚か者だけだ」

「ワグネル」の傭兵だったと明かすロシア人男性、マラート・ガビドゥリン氏(56)が1月下旬、

長期滞在先のフランスで毎日新聞の取材に応じた。

 ガビドゥリン氏は空挺部隊出身の元露軍中尉で、15年にワグネルに参加。

19年の脱退までにルガンスク州とシリアに派遣され、一時はロシア北西部サンクトペテルブルクで,

プリゴジン氏を補佐する仕事もしたという。

ガビドゥリン氏はワグネルについて「法律で規定されていないが軍同様の武力組織であり、国家予算で運営され、

国防省や軍の兵站(へいたん)に依存している」と述べ、プーチン政権との密接な関係を明らかにした。

ドネツク州ソレダルなど戦略拠点をワグネルが制圧したという戦果が伝えられてきた。



これに対し、ガビドゥリン氏は「ワグネルが最前線の(兵力の)半分を支えているといった誤った印象が生まれているが、

実際は前線の一部分のみで活動している」と分析、プリゴジン氏らの宣伝による誇張との見方を示した。

ワグネルには大勢の受刑者が採用され、戦線に投入されている。この点については,

「志願者が既に足りず、人的損失が大きくなっているからだ」と述べ、苦戦を示唆した。

「私たち(ロシア)のプロパガンダは全てについてうそをついている」とプーチン政権を批判。

ウクライナでの戦争に対して「ロシアにおける帝国主義の表れと言える。

ロ指導部による全ての(開戦の)口実がこじつけであると理解していないのは愚か者だけだ」と断言。

宗男議員や太田光、太蔵しらに苦言を呈した。

今後については「ロシアがどうにか状況を勝利と呼べる状態にまで修正できたとしても、

その勝利は悲惨な結果へと至るだろう」と述べ、ロシアにとって暗い未来を予想した。



ロシアを脱出した元陸軍大尉が、ウクライナで目にしたロシア軍による拷問や略奪行為について、BBCに話した。

第42独立自動車化狙撃旅団で地雷撤去作業を指揮していたというコンスタンティン・イェフレモフ元大尉は、

昨年2月10日にチェチェン共和国の駐屯地からクリミアへ派遣され、その後、メリトポリへ移動したという。

その間、ロシア軍の将校や兵士が略奪やウクライナ兵の拷問などを繰り返す様子を目にして、

5月に辞表を提出し、解任されたと話した。

さらに昨年9月にロシア政府が発表した動員令によって再びウクライナへ派遣されることを懸念し、

ロシアを脱出することにしたのだという。

イェフレモフ元大尉は「ウクライナの全員に謝りたい」と述べた。