政治・経済、疑問に思うこと!

より良い日本へ願いを込めて。

​いきなり数千発のミサイルが沖縄に。

米国の大学教授が予想した「中国の台湾進攻」の壮絶なシナリオ。

アメリカのジョンズ・ホプキンス大学のハル・ブランズ教授とタフツ大学マイケル・ベックリー准教授による共著、

『デンジャー・ゾーン』(訳:奥山真司、飛鳥新社)より。




中国の長射程の防空システムは、台湾上空の航空機さえ撃墜できる。

中国の陸上配備型ミサイルと戦闘機は、台湾の空軍と海軍を一掃し、

東アジアのアメリカ軍基地を破壊できると言われている。

中国のサイバーおよび対衛星能力は、アメリカ軍の重要なセンサーや人工衛星を機能不全に陥れることで、

同軍の耳と目と口をきけなくしてしまう恐れがある。

中国の対艦ミサイルは、西太平洋を航行するアメリカの大型水上艦にとって、非常に危険になる。

ここ25年間にわたり、人民解放軍は台湾征服のために執拗に準備してきた。

アジアにおけるアメリカの軍隊は、少数の大型の軍艦と、露出した基地から運用される短距離戦闘機が主体で、

これらはまさに、中国がミサイル攻撃で破壊しうるものだ。

アメリカは台湾から500マイル以内(戦闘機がガス欠になる前に帰還できる最大飛行距離)にたった2つの空軍基地しか持っていない。

中国がこれらの基地を使えなくすれば、アメリカ軍は空母や、台湾から1800マイル離れたグアムから行動しなければならなくなる。

さらに、中国は現在、グアムを攻撃できる爆撃機弾道ミサイル保有しており、

本土から1000マイル以上離れて移動中の空母を攻撃できる可能性もある。

これらの「グアムキラー」と「空母キラー」のミサイルが機能すれば、中国は東アジアにおけるアメリカの軍事力に損害を与えることができる。

アメリカ海軍と空軍の近代化は何十年にもわたって先送りにされてきた。現在その問題は深刻なものとなっている。

中国の退役軍人や国営放送の報道機関では中国共産党に直ちに台湾に侵攻するよう促す声が上がっている。

中国国民もそれに同意しているようだ。

国営の『環球時報』の2020年の調査によれば、本土の70%の人々が台湾の本土への統一のために武力行使することを強く支持しており、

37%が「もし戦争が起こるなら、2025年までがベストだ」と考えているという。

習近平主席は2017年に台湾の統一が「中華民族の偉大な若返りを実現するための必然的な要件」であると発表。

そして2020年には中国共産党が「近代化された」軍隊を投入する予定の時期を、2034年から2027年に早めている。



2021年3月、当時インド太平洋軍司令官であったフィリップ・デービッドソン提督は、

中国が今後6年以内に台湾を侵略する可能性があると警告。

中国は、台湾を圧迫して降伏させる選択肢で島の一つを奪取することや、海・空の封鎖を行う、

あるいは単に誘導ミサイルで台湾を爆撃することなどだ。

だが、これらのオプションはアメリカと台湾に対処するための時間的余裕を与えることになるし、

中国側もわざわざそれを与えるつもりはない。

彼らは1990年から91年のペルシャ湾戦争で、サダム・フセインの軍隊がいかに虐殺されたかを目の当たりにした。

この時はペンタゴンが周辺に膨大な数の兵器を数週間で集め、しかも巨大な国際的な同盟を結集させている。

彼らは早い段階、つまり台湾とアメリカ軍が反撃してくる前に、激しく攻撃することが勝利への一番の近道であることを知っている。

だからこそ中国の軍事ドクトリンでは、真珠湾攻撃のような形で相手を素早く武装解除することを目指している。

そのためわれわれは本当に悲惨なシナリオを心配しなければならない。

最も可能性の高い戦争開始の形は、台湾、沖縄やグアムのアメリカ軍基地

日本を母港とするアメリカの空母打撃群の上に、陸上・空中から発射された中国のミサイル数千発が降り注いで始まるというものだ。

台湾各地に潜んでいた中国の特殊部隊や諜報員たちが工作を開始し、軍事施設で爆弾を爆発させ、

台湾の指導者を暗殺する。中国のサイバー攻撃は、台湾の重要なインフラを麻痺させるだろう。

また、人民解放軍サイバー攻撃と、場合によっては地上発射型ミサイルを使って、

アメリカ軍同士やワシントンとの通信手段となっている衛星を破壊し、

数日から数週間にわたってアメリカ側の対応を不可能にする。

中国の奇襲攻撃で前方展開部隊の多くを失ったアメリカ軍が再び台湾に近づくには、

数千マイル離れた場所から航空機と軍艦を投入し、戦わなければならないだろう。

アメリカはグローバルなトレードオフに直面し、太平洋のアメリカ軍は、

ベトナム戦争第二次世界大戦以来の規模となる損失を被るだろう。



‘@NATOが抜けている、NATOは動かないのか。

そして中国は第3次世界大戦を起こしてまでも台湾を併合しようとするのか。

ロシアの現実を見ると習主席はそこまでバカではないと思うが。

それよりも実効支配をする方が痛手も少なく現実的だ。

台湾内部の中国支配やITやインフラ攻撃。

事実、中国は海底ケーブルを切断している。

ひろゆきし推奨の本を売らんがための過激発言かも知れない。

ただ、中国が台湾に対して何か大きなことを仕掛けて来る可能性は大きい。

いずれにしろ予測が本当なら、わたしに何事もなければ生きている間に確認できる。