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​総務省の行政文書流出の真実。

19年7月21日に行われた参議院議員選挙礒崎陽輔氏は野党統一候補であった安達澄氏に敗れ、落選。

その安達議員が、今年4月の大分県知事選挙への立候補を表明。

大分では大分県知事選立候補のために参議院議員を辞任する安達さんの議席を巡る補選が行われる。

当然礒崎氏も立候補する。

ただ、散々恫喝され故安倍晋三氏の名のもといいようにあしらわれた総務省としては良しとしない。

そしてもう一つの問題は、先日報じたが、高市大臣は奈良県連代表として、

奈良県知事として5選を目指す現職の荒井正吾知事への対抗で、

自身の身内とも言える総務大臣時代の秘書官だった平木省さんを擁立。

自民党公認候補を高市大臣がほぼ独断で立てようとすることで目下猛烈に揉めている。



そこで考え付いたのが、当時の公文書の暴露。

立憲民主党小西洋之議員を利用して国会で、当時総務大臣だった高市早苗大臣に質す。

そして礒崎氏を悪者にする。

そうすることによって二人とも打撃を受ける。

礒崎氏は大分参院補選の自民公認見送りになったようだ。

放送法の「政治的公平」をめぐる総務省の行政文書について、当時総務大臣だった高市大臣は国会で、

「不正確な文書が保存されて残念だ」と繰り返し述べている。



総務省の職員、優秀な方も多いと思います。足掛け4年働かせていただいて愛情も持ってます。

でもこんな不正確な文書が保存されていたということについては本当に残念に思います」

また、2015年に国会で放送法の解釈について触れた際には、前日の夜に送られてきた答弁案を、

総務省の担当課と「ペンを入れてやり取りした」と説明、国会答弁の時には「毎回そうしている」と強調。

松本総務大臣「正式に意思決定した文書とは別に正確でなくとも関係者から取得した文書や、

検討途中段階の文書も併せて保存しておく。これらも行政文書と位置付けられている」

正確不正確と捏造は別物。

不正確というのは勘違いや理解の仕方が違うことで、行政文書が捏造されていたら大問題だ。

だから、松本大臣も「正確でなくとも」とお茶を濁している。



総務省の今川拓郎官房長は8日の参院予算委員会で「一般論として行政文書の中に捏造があるとは考えにくい」と述べた。

当たり前の話だ。行政文書が捏造されたら大問題だ、捏造した人間の首が飛ぶし、

担当大臣も責任を負う。

安倍政権下以外で官僚が命令もなくそのようなことをするはずもない。


それとは別に、この文書が流出したことについて若狭勝弁護士は、

刑事告発があれば、特捜部が担当する政治案件になる。特捜も推移を見守っているだろう」

「内容が事実なら、国家公務員法違反などに該当する機密漏洩かの判断が焦点だ」と指摘。

総務省も、よほど腹に据えかねていたようだ。命懸けで差し出した。

1 行政文書の定義 「行政文書」とは、行政機関の職員が職務上作成し、又は取得した文書、図画及び電磁的記録であって、

当該行政機関の職員が組織的に用いるものとして、当該行政機関が保有しているものをいう(法第2条第2項本文)。

あくまでも、職務上作成した文書で組織的に用いるもの。

流れ的に、走り書きのメモなどもあるので正確性に乏しい方向にもっていきたいようだが、行政文書はそんな単純で簡単なものではない。



この報道が出た時に、故安倍氏擁護派が一斉に怪文書、捏造だと騒ぎ立てたが、結果公文書だった。

彼らの程度が良く分かる。