政治・経済、疑問に思うこと!

より良い日本へ願いを込めて。

​日銀黒田総裁「反省無い!」

日本銀行黒田東彦総裁は10日、4月8日までの任期中で最後の金融政策決定会合後に記者会見した。

過去10年の大規模な金融緩和について、2%の物価安定目標を実現できなかったことは残念としながらも、

日本経済の潜在的な力が十分発揮されたという意味で「成功だった」と振り返った。



大規模緩和のアベノミクスは、金融政策に過度の負担がかかったとは思わないとし、

「3本の矢ということでアベノミクスを進めたこと自体は正しかった」と述べた。

大規模緩和の副作用に関しては、日本の金融システムは金融機関の信用仲介機能という点で過去10年間、

十分発揮されて「問題なかった」と指摘。

昨年来の債券市場の機能度低下についても、「副作用が非常に累積しているとはあまり思っていない」と釈明。

多額の上場投資信託ETF)の購入を反省しているかとの質問に対しては「何の反省もないし、負の遺産でもない」と強調。



‘@日銀 1月の長期国債買い入れ額は「23兆円超」月間額で過去最大。

日銀の市場シェアは1月に丸々1ポイント上昇して53%になった。

日銀は日本の債券市場を国有化し、常軌を逸した市場にした。

日銀がこの調子でいけば、日本国債がなくなるまであと1年もかからないという。

当初から持続不可能な政策であり、人為的な価格操作のツケを払うステージは近付いている。

そのツケを捌くのは黒田総裁ではなく、植田和男新総裁ということになる。

わたしなどは良く引き受けたものだと思うが、まな板の上の胆汁酸が全身に回ったコイの調理、見ものだ。



そもそも、黒田総裁と多くのアナリストや国民の目線が違う。

黒田総裁は、円安になり株が上がり物価が上昇すれば成功と思っている。

故に、物価が上がって国民が困ろうが、実質賃金が減り続けようが黒田総裁にとっては知ったことでは無いのだ。

黒田総裁も認めているように物価も安定的な2%では無いが相当上昇している。

異次元の金融緩和は故安倍氏の指示だし、トリクルダウンは安倍氏政府の仕事で私には関係ない。

「後は知らん」と言うスタンスだ。


だから成功と胸を張って馬鹿笑いしている。