移民大国オーストラリアで差別が横行?
オーストラリア・シドニーのカフェで撮影されたという動画。
白人の中年女性がアジア系の若い従業員男性に対し、
「ここは私の国! クソアジア人! ここから出ていけアジア人!」と叫んでいる。
Twitterや海外のネット掲示板Redditに動画が投稿され拡散。
動画は10秒ほどで前後の状況は不明だが、“人種差別だ”として多くの批判を浴びることとなった。
またSNS上にとどまらず、海外の大手ネットメディアが紹介しさらなる問題となっている。
オーストラリアは移民が多く、差別はあまりないと思われがちだが、近年でも差別を問題視している人は少なくない。
オーストラリアは差別への意識も強い。オーストラリアでは公共の場で特定の人種や皮膚の色、
祖先や国籍、民族性について差別的な発言をすることを違法とする「差別禁止法」が2013年から存在する。
(参考画像)
最近では新型コロナのワクチン接種の有無に対する差別を禁止する法案が提出された。
差別に対して敏感で厳格な社会だ。
一方で差別が表に出ていない現状もある。
オーストラリアのニュースサイト『ABC News』は2021年6月の記事で、6万人のオーストラリア人に調査をした結果、
4人に3人が「国内で人種差別が蔓延している」と回答したと発表。
また回答者の61パーセントが「人種差別的なジョークを言う親戚や友人、同僚がいる」と答えた。
オーストラリアは日本でも人気の移住先や留学先として知られ日本人が多い。
だがTwitter上では「オーストラリアでイエロー・モンキーとか言われた」とつづる日本人や、
「人種差別は職場や日常生活ではほぼ毎日と言っていいほど目にします」と嘆くオーストラリア在住の日本人もいる。
‘@差別はあってはならないが、どこの国にも存在する。
日本では特殊な団体を除いて、一般人の差別での暴力や言動はほとんど見られない。
心の内は別として、まだましな方だが、むしろ入管など政府の差別の方が酷くなっている。
ただ、日本人同士の差別やイジメは無くならない。
残念だ。