シリコンバレーバンクの破綻は、米国の金融界だけでなく、中国の多くの企業にも強いダメージを与えた。
多くの中国企業はシリコンバレーバンクに複数の口座を持っている。
なぜなら、シリコンバレーバンクは中国人が、米ドルでの預金や取引に使える唯一の米国銀行だからだ。
中国では3000社ものベンチャー企業がシリコンバレーバンクと関係しているという話もある。
同銀行がFDICの管理下に入ることが発表された数時間後、複数の中国企業の経営者は、
急いでお金を引き出そうとしたが、引き出せなかった。
米紙「ウォール・ストリート・ジャーナル」は16日、シリコンバレーバンクがFDICに入った後、
中国業務の責任者である陳青氏が解雇されたと、関係者の情報を引用して報じた。
同バンクには139億ドル(約1.9兆円)の外国預金があり、これらの預金は連邦や州の保険規則を受けない。
台湾の経済学者である呉嘉隆氏は、多くの中国共産党幹部がシリコンバレーバンクを通じて、資金洗浄していた。
シリコンバレーバンクの破綻は米中間の金融分野のデカップリングの一部と考えられると述べた。
‘@まさか、米政府もそこまでして銀行を破綻までさせないだろう、と思うが。
今の米中関係は何が起きても不思議ではない。
ロシアのウクライナ侵略が絡んで亀裂はさらに深まった。