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​ワグネル、ロシア国防省とは契約せず。

ロシアの民間軍事会社ワグネルの創設者プリゴジンは11日、国防省とは「いかなる契約も結ばない」と述べ、ワグネルが同省監督下に入ることはないと強調。

これに先立ち、ショイグ国防相はワグネルなどの志願兵部隊に対し、今月末までに同省と契約を締結するよう命じていた。

プリゴジンは「ショイグは軍の編隊を適切に管理できない」と強調。

ワグネルはロシアの利益に沿って活動しているが、国防省の監督下に入ることで、効果的に機能している指揮系統が壊れると訴えた。

プリゴジンはこれまでも幾度となく国防省や軍を批判。

ショイグや軍制服組トップのゲラシモフ参謀総長は公には反論していないが、ロシアメディアはショイグが打ち出した志願兵部隊との契約について、ワグネルを服従させようとする試みだと分析。 


(ブリゴジンもピースするのか)

ガーディアンが11日に伝えたところによると、ロシア第72機動小銃旅団元司令官と名乗る人物が最近オンラインに投稿した動画を通じて主張した。

「私と私の旅団はワグネルによって組織的に拉致、虐待され、時には性暴力にさらされた」と明らかにした。

続けて「ワグネルがT80戦車2台と機関銃4丁、トラック1台と機甲戦闘車両1台を盗んだ」と付け加えた。

これに対してプリゴジンは「完全にでたらめ」と否認。

これに先立ち元司令官と名乗る人物は先週、個人的敵対感を理由にワーグナーの車両に銃を撃ってワグネルに捕まり尋問を受けていた。

‘@以前に、プリゴジンが弾薬の提供をモスクワに要求したのに対し、軍はそれを渋るという場面があった。

その辺りから両者の対決は表立って激しくなった。とは言ってもほとんどがブリゴジンの方からの一辺倒だが。

昨年ウクライナ軍からバフムートの大方を奪い取った実績のあるワグネル。

民間軍事会社」が、「正規軍」と対峙するという、奇妙な構図になっている。

やはり、プリゴジンの力を誇示する動きの一つか。

だとすれば、ロシア大統領選に向けて何か動きがあるのか。