チベット亡命政府(インド北部ダラムサラ)の外相に当たるノルジン・ドルマ情報・国際関係相は14日、
東京都内で共同通信と単独会見し、チベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世(88)の後継者選びに、
「中国は干渉してくると思う」と懸念を示した。
中国が独自の人選をしても「仏教界や国際社会が受け入れない」とけん制。
チベット仏教の一部指導者は死去後に生まれ変わった後継者を探す「輪廻転生」という伝統制度で選ばれる。
1989年にダライ・ラマに次ぐ宗教的権威を持つとされる指導者パンチェン・ラマ10世が死去した後、中国とダライ・ラマは後継にそれぞれ別の少年を選び対立した。
‘@断固たる態度は大事だ。