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​国立科学博物館CF問題。

クラファン、当たり前なら「この国は終わり」

国立科学博物館(科博)が7日、光熱費の高騰などで資金に窮しているためクラウドファンディング(CF)を始めた。

短時間で目標額の1億円を突破。既に5億円超が集まり、成功した。

永岡桂子文部科学相は8日の会見で、科博のCFが目標額を達成したことについて

文科省も鋭意予算措置を行っている」としつつ「博物館による自主的な予算獲得の努力だ」と評価

CFが博物館運営の一端になることを期待した。



こうした施設の老朽化に伴う資金難は、各博物館に共通の課題という。

保全生態学を専門とする兵庫県人と自然の博物館(ひとはく)の橋本佳延主任研究員は、

「自助努力を求められても、入館料は博物館法の定めもあって高額にはできない。

科博のようなことは地方の博物館ではできない。科博のCFも本来は国が工面すべき費用だった」と話す。

文科省が『お金がないならクラファンすればいいじゃん』と思うようだったら、この国は終わりだな。

これは博物館行政に対する痛烈な批判だと受け取るべき」と、Xに投稿したのは東大公共政策大学院の鈴木一人教授(国際政治)。

「貴重な自然史資料を守り、研究の場を守り続けてほしい」と、科博のCFに協力した1人でもある。

「明治以来、先進国に追いつけ追い越せの一点張りで、ハコモノは造っても専門家に任せたまま。国としての哲学がないことが今回のCFが社会現象になって露呈した。

日本における知の蓄積を生かしていくのか、それとも後世に残さない国でいいのか。国の在り方そのものが問われている」学術研究に冷たい日本を憂える。



イギリスから都内の大学に留学中のエスメさん(24)は「ナンセンス!」と肩をすくめた。

「英国の博物館はほとんど入場無料。資金をなぜ国民が出すのか信じられない。国の責任だ」

防衛省は2024年度予算の概算要求で過去最大の7兆円台の防衛費を計上。

東京新聞掲載・抜粋、編集。

‘@直ぐ産指摘したが、その通りになっているようだ。

国はこれに乗じて国の核施設にCFを推奨。

この危うさが理解できない。