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新型コロナ死者増加の米国、次期ワクチンを。

8日にも承認へ

米国では最近、新型コロナの変異株オミクロン株の亜系統である「XBB系統」への感染が広がり、死者や入院の増加につながっている。

NBCテレビによると、米食品医薬品局(FDA)は早くて8日にもXBB系統に対応した新たなブースター接種(追加接種)用ワクチンを承認する見通し。

次期ワクチンは、米国では初めて接種が無料化されないコロナワクチンとなる。

ファイザーとモデルナの両社は、新ワクチンの接種費用を1回110~130ドル(約1万6000~1万9000円)と見積もっている。ただし、保険会社の多くが接種費用を負担する見込みで、無保険者に対してはCDCが費用を負担するプログラムを今秋開始する。



コロナ関連の死者と入院は初夏から増加しており、秋から冬にかけても増加すると予想されている。

米国ではまた、BA系統の一種である新変異株「BA.2.86」(通称ピロラ)が広まり始めている。

今のところ、CDCの変異株トラッカーに現れるほどの症例数はないが、WHOはピロラを監視中の変異株のリストに加えた。

ピロラの変異の数は、米国で今年初めに主流となったXBB.1.5よりも36多く、BA.2よりも34多い。