大内さんは「きのこ総合研究所」の開発研究部長。
ホクト きのこ総合研究所はこれまでに純白のエノキダケや苦みの少ないブナシメジを開発。
栽培の難しかったエリンギの大量生産を可能にするなどホクトの生産・販売を支えてきた。
大内さんはそうした研究の中でポルチーニの人工栽培にも取り組んできた。
野生のポルチーニを採取して、菌を培養するという地道な作業が25年、続いている。
25年にわたる研究で栽培までこぎつけた究所の大内謙二 開発研究部長は、
「キノコ自体は菌糸でできているので組織を採って寒天に植えると菌糸が生えてくるんです。
最初は培養してみたら、簡単に芽が出たので、栽培が簡単にできるんじゃないかなと思ったが、
なかなか大きなキノコになるには、培地の改良とか必要で、菌の扱いとか、うまくいかなくて」と振り返る。
残る課題は生産コスト。それがクリアできれば人工栽培のポルチーニが販売され、家庭で味わうこともできる。
「最終的には、販売して、世の中に広めていければと思ってます。今は栽培できたというレベルなので、
これからは、そのハードルに向かって、やっていく。世界中の人が好きなキノコなので、世界征服できればと思ってます」と今後の抱負を語った。
‘@楽しみだ。
ポルチーニは大好きなきのこの一つ。
おいしく食べされる店は少ないが。