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コロナ禍、看護師悲痛「夜間は戦場」

仮眠とれず オムツして業務も。

16時間近くを少しの仮眠もとれず、ノンストップで働き続けるスタッフもいる。

 

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(ライフからだ)

新型コロナの感染拡大に歯止めがかからない中、

医療の最前線に身を置く看護師たちがギリギリの闘いを続けている。

基幹病院は昼夜を問わず入院患者を受け入れており、

使命感で献身する看護師らの疲労困憊ぶりはもはや限界に近い。

入院してくるのは主に高齢者で、80代や90代の姿も珍しくはない。

寝たきりや認知症の人らもおり、看護師らは通常業務のほか、

食事や寝起き、排泄(はいせつ)などの介助業務にも追われる。

感染が疑われる症状が出て、免疫力が低下していたり、

持病があったりする高齢者も受け入れており、

病棟には「院内感染は決してあってはいけない」との緊張感が常に張り詰めている。

夜勤はさらに過酷だ。稼働する看護師は基本4人だが、夜間帯であっても入院患者は運ばれてくる。

 

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ナースコールも鳴りやまず、「苦しい」「早く来て」といった訴えに、

一つ一つ対応していかなければならない。

その間にも、寝返りのできない高齢者が床ずれをしないよう体の向きを変えてあげたり、

トイレの介助を行ったり…と必要な仕事は次々とわいてくる。

夕方から翌朝までの16時間近くを少しの仮眠もとれず、ノンストップで働き続けるスタッフもいる状況だ。

別の病院のコロナ病棟で働く看護師の中には、夜勤帯の忙しさを見据え、

「トイレに行く時間が取れないこともあるから」と、大人用のオムツをして業務に当たる人もいると聞く。

だが、どんなに忙しくても患者の訴えを「聞き流すことはできない」と感じている。

些細(ささい)な要望もできる限り応えてあげたい。

「この病気の怖さは本人に自覚症状がなくても急激な容体の悪化があること。

医師がすぐに対応に当たっても間に合わないこともある」

コロナに感染して亡くなった人を収容する「納体袋」に包まれた遺体を前にしたときの思いを、

どう表現していいか分からない。

 

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感染患者と家族は感染防止のため、入院中は面会ができない。

愛する人にみとられることも許されず、息を引き取る患者たち。

訃報の知らせを受ける家族の思いを考えると、やりきれない気持ちでいっぱいになる。

遺族には患者の入院時の様子や言葉を伝えてきた。

コロナ患者の対応に明け暮れる日々の中で、自身の生活も様変わりした。

感染が拡大した今春以降、ほぼ職場と家の往復を続ける。

仕事から帰ればすぐに風呂場に向かい、

同居する高齢の両親とは同じ部屋で過ごすことや会話もしないように努める。

食事は一人、別の部屋で済ませている。

感染防御は徹底しているが「もし家族を感染させてしまったら」との不安は消えない。

入院患者らへの影響を考えれば、休みの日なども不要な外出はしないと決めている。

「現場はとにかく人が足りないが、スタッフは必死にストレスに耐えながら、患者と向き合っている」。

 

‘@とにかく、自身が感染しない対策、行動をとることが一番重要だ。

それに伴う不を国が十分に補填する。