大幅に低い高度で不適正使用。
航空自衛隊は30日、東京パラリンピック開会式当日の24日に、
「ブルーインパルス」が都内を飛行後に入間基地(埼玉県)に戻った際、
適正とされる高度、およそ300メートルを大幅に下回る高さで、カラースモークを使用したという。
このうち2機は高度およそ30メートルに降下するまで使い続けていた。
入間基地周辺の一般の車にカラースモークとみられる染料が付着しているという通報が寄せられ、
連絡があっただけで、染料が付着した車の数はおよそ300台にのぼるという。
航空自衛隊の聴き取りに対し、予備機のパイロットは、「カラースモークを使い切りたかった」
という趣旨を説明。
空自は「ご心配をお掛けし、おわびする。カラースモークとの因果関係は確認中だが、
人体や環境への影響は問題ないレベルと考えている」としている。
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