牧島大臣「意見交換は政治活動の中で大事」
この人までも、会食が無ければ意見交換はできないようだ。
日本語が理解できないのか、理解しようとしていないのか。
意見交換が悪いとは言っていない。
5万円の接待を、なぜ受けなければけないのか問うているのだ。
デジタル庁の牧島かれん大臣は、大臣就任前にNTTから2度接待を受けたと報じられたことについて、
会食の事実を認めたうえで、「意見交換は政治活動として大事なこと」だと釈明した。
今週発売の「週刊文春」では、牧島大臣が、おととし6月と去年6月、
NTTの秘書室長と会食し、1人5万円の接待を受けていたと報じた。
牧島デジタル大臣は「いろいろと意見交換をするというのは、
一議員として政治活動の中で大事なことだろうというふうに受けとめております」と、矛先をかわそうとした。
牧島大臣は、閣議の後の会見で、会食の事実と会食費用を支払っていなかったことを認めたうえで、
「意見交換は政治活動の中で大事なことだ」と述べ、問題はなかったとの認識を示した。
また、会食には他の議員も同席していたことを明らかにした。
今後は、「大臣に就任したので、大臣規範を守り、コンプライアンスに遵守した形で活動していきたい」と話した。
議員であっても、企業から高額の接待を受けるのは言語道断。
なぜか、日本の政治家は、疑われても奢られるのが好きなようだ。
しかし、それは、人間として貧相だ。
一般社会でも、良識のある人は奢られたら奢り返す。
奢られっぱなしの人間の評判は良くない。
国会議員は公務員か。
憲法における「公務員」については、各規定の文脈上認められる限り、国会議員も含まれると解されている流れだ。
しかし、常にそのように解釈されるという分けではないと言うところが悩ましい。
解釈によって変わると言う、曖昧さ。
自分たちに都合のいいように、敢えてそうしているのだろう。
ちなみに、国会議員を国家公務員と位置付けたとしても、特別職の国家公務員となるので、
国家公務員法は適用されない。
したがって、いずれの見解に立っても実務上の問題は生じないこととなる。
だからと言って高額な会食を平気で奢られるのは、庶民からすれば、
私たちの税金で成り立っている身分で、盗人猛々しいという思いが沸き上がる。
だから、一部の有権者にしか尊敬されないのだ。
当選さえすればいいので、本人はそれでいいのだろうが、有権者も同罪だ。
「国会議員の秘書」は、国から給与が支給される公設秘書が特別職の国家公務員とされ、
他方、議員個人の負担で雇用されるいわゆる私設秘書は、国家公務員には当たらないとされている。
国家公務員倫理法だけでなく国会議員倫理法を成立させ、厳しく律すべきだ。
高額な飲食費とともに高額な接待などは国民の納得は得られない。
それにしても、デジタル大臣は、平井大臣からして、お騒がせでしかない。
初代大臣ということでハクは付くのかもしれないが、脅しと御馳大臣でしかない。
牧島大臣もそれを受け継いでいる。
デジタル大臣のやっていることはアナログで、船出から前途多難だ。