政治・経済、疑問に思うこと!

より良い日本へ願いを込めて。

日本の太陽光発電コスト、世界で圧倒的に高い。

発電に関して、資産運用会社であるラザード社が毎年発表する調査。

ラザード社は2009年以降、世界中の新規の発電施設の総原価

(資本コスト+ランニングコスト)を1キロワット時(kWh)に換算して比較

石炭の発電コストは、2009年は1kWh当たり11.1セント。2020年になっても、ほぼ同じ。

原発は12.3セントから16.3セントとコストが上がってきている。

風力は13.5セントから4.0セントへ、PVソーラー(太陽光パネル発電)は35.9セントから3.7セントに減少。

再生可能エネルギーが化石エネルギー、原子力発電より安くなっている。



一方、日本における太陽光の発電コストは海外に比べて相変わらず高いままだ。

経産省の2020年11月の資料によれば、2020年上半期の世界の発電コスト5.5円に比べて、日本は13.2円。

これだけの差が出るのはなぜなのか。

経産省の説明によると、一つは土地造成費用。平地の少ない日本では高コストになる。

高いマージンを取る大手ゼネコンが主になっている。中小が参入しにくい。

政府は、2030年にはソーラー発電コストは5.8円まで低下すると見込んでいるが、海外には到底かなわない。

ここでも、日本政府の亀が見え隠れする。本気で取り組むべきだ。