世界保健機関(WHO)のマーガレット・ハリス報道官は、
欧州で新型コロナウイルスの1日あたりの死者数が、
前の週より40%近く増加していると明らかにした。
ハリス博士は、「欧州地域全体で、感染者数と死者数の猛烈な驚くべき増加が見られる」と危機感を述べた。
ハリス氏によると、1日あたりの新規感染者数は前の週と比べて3分の1増加。
その大半をフランス、スペイン、イギリス、オランダ、ロシアの5カ国が占めているという。
また、1日あたりの死者数は「40%近く」増加したと話した。
オーストリアでワクチン未接種は外出禁止 違反者は罰金19万円 同国では先週から死者数が急増。
病院で対応できない状況になっている。
ワクチン未接種者に対する国内全域の外出禁止令は欧州では初めてとなった。
WHOによると、11月に入り、ヨーロッパの新規感染者数は1週間でおよそ200万人となり、
過去最多になっている。世界の死者数の半数以上を、ヨーロッパが占めているという。
ワクチン接種が進んでいるドイツやオランダなど西ヨーロッパで感染者が急増していると指摘。
こうした中、オランダのルッテ首相は、13日から少なくとも3週間、
スーパーマーケットやレストランなどの飲食店について、午後8時以降の営業を禁止すると発表。
さらに、生活必需品以外の店については午後6時以降の営業を禁止するほか、
大規模なスポーツイベントについては無観客での開催となる。
‘@日本もまた同じ轍を踏まないように注意しなくてはいけない。