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​四国で世界初、鉄道・バスの二刀流運行開始。

道路と線路の両方を使う世界初の乗り物「DMVデュアル・モード・ビークル)」が25日、

四国で運行を開始した。



徳島県高知県を結ぶルートの沿線自治体などが出資する第三セクター

阿佐海岸鉄道徳島県海陽町)が運営。

過疎地を含む地域の足となるだけでなく、四国観光の起爆剤としての期待も担う。

マイクロバスを改造したDMVは、ゴムタイヤと鉄の車輪を備えている。

四国南部の海沿いにある徳島県海陽町高知県東洋町をつなぐ、

約15キロメートル(所要時間は35分)のうち、10キロ(約20分)は線路を走行する。



バスと鉄道の切り替えは15秒ほど車両が浮き沈みしてタイヤと車輪が交代する。

騒音や振動はないという。

1台の定員は20人余り。乗車はネット予約が原則で、始発から終点までの片道料金は800円。

始発の阿波海南文化村(海陽町)から終点の道の駅宍喰温泉(同)まで35分。

土日祝日は、高知県室戸市まで約50キロを走る便(同2400円)も1往復する。



DMVJR北海道が基本システムを開発したが、経営難から2014年に実用化を断念。

徳島県が「公共交通の救世主に」と構想を受け継ぎ、関係自治体などと事業費16億円を投じて実現した。

町長が社長を務める阿佐海岸鉄道徳島県海陽町)の実質トップとして最終指揮する。

地元への経済効果は年2億円を見込んでいる。