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​「反ワクチン・マスクにどう向き合う?べきか」

新型コロナウイルスの流行からまもなく2年。公の場でのマスク着用は定着し、

国民の8割近くがワクチンを接種した。一方でマスクやワクチンに否定的な考えの人がいるのも事実だ。

ノーマスクを注意した男性が暴行を受け、下半身不随になる事件も起きたが、

分断をあおらずトラブルを避けるにはどうしたらいいのか。



東京地裁で10月に開かれた新型コロナワクチンの特例承認取り消しをめぐる訴訟の口頭弁論では、

ワクチンの安全性やマスクの効果に否定的な考えを持つ傍聴希望者や支援者ら数百人が,

ノーマスクで庁舎内に入る騒動もあった。

新変異株のオミクロン株が世界的に拡大するなか、オーストリアでは今月11日、

首都ウィーンに約4万4000人が集まり、来年2月からのワクチン接種義務化に抗議するデモが行われた。

感染症の専門家や医療関係者の大半が支持するマスク着用やワクチン接種だが、疑問を持つ人もいる。

職場など身の回りに「否定派」がいた場合、どう向き合うべきか。

新潟青陵大学碓井真史教授(社会心理学)は「マスクやワクチンを正しいとする『多数派』には、

反ワクチンやノーマスクを主張する人々の考えはばかげてみえるかもしれない。

しかしそうした立場の人ほど人並み以上に情報を集めていることを理解すべきだ」と指摘。

こうした場合、正論をぶつけるのは得策ではないという。

「相手の矛盾を突いて論破しようとしてもプライドを傷つけるだけで考えを変えるきっかけにはならない。

むしろよく話を聞き、疑問に思うことを素直に質問するといいだろう。



質問に答える過程で、自分で考えることが不可欠だ」と碓井氏は助言する。

電車内などでノーマスクの人を見かけた場合も、

「見ず知らずの関係ならわざわざ注意しないことが落としどころではないか」と碓井氏。

‘@そもそもが法的に違反していないのだから、注意する方に疑問が残る。

それこそ「マスク警察」「ワクチン警察」問題となる。

仮に、法的に問題があっても一般人が直接注意するのは危険だ。

見逃せない事態なら警察などに通報するしかない。

そういう問題は、どうしても必ず少なからず出てくる。

それも、自由社会というものだ。