ワクチンを2回接種し、少人数で飲みに行っても全員感染のケース。
28歳から38歳の男性3人が訪れた店は、入り口に消毒液が置かれ、換気も行われていた。
来店したとき、ほかの客は4人のグループだけで、店内はすいていた。
男性と同僚2人は、このグループとは2メートル以上離れた場所に座っていたほか、
テーブルの端にはほかの客と仕切るためのアクリル板も置かれていた。
ただテーブルは直径1メートル程度の円卓で比較的小さく、
男性と同僚の間を仕切るものは無かったという。
男性は「みんなワクチン2回打っていて、ふだんから(感染対策を)気にしては過ごしているメンバー。
それでもかかってしまうので、対策をしていても防ぎようが無くなってきているのかなと思います」
仕事への影響は大きく、感染した3人とも10日間ほど休まざるを得なくなった。
奈良県に住む男性(30歳)は今月9日、横浜市で友人の披露宴に出席。
その4日後、同じテーブルに座っていた友人からLINEでメッセージが届いた。
相次いで参加した人たちの感染が判明。
ワクチンを2回接種していた男性は「まさか自分がかかっているとは…」
厚生労働省の専門家会合のメンバーで、国際医療福祉大学の和田耕治教授は、
「オミクロン株ではワクチンを接種していても免疫を回避して感染するブレイクスルー感染が、
すでに国内でも多数確認されています。
デルタ株よりも感染の伝ぱもしやすいことからこれまで以上に感染が広がりやすいと言えます。
高齢者などに広まると、一定の確率で重症化することが国内でも見えてきているので、
できるだけ感染を広げないように行動する必要があります」と話す。
‘@日本全国の重症者404人 前日から117人増 年明けからおよそ8倍。
増加した117人のうち105人が大阪府の重症者。
守ってくれないから言わないのではなく、プロなら必要はことは言い続けなければならない。
そして、どうすれば守ってくれるか、考えて、工夫し、発信しなくてはいけない。