天心vs武尊のPPV50万人が購入!
6月19日に東京ドームで開催された『THE MATCH 2022』
メインマッチとなったキックボクシング。
RISE世界フェザー級王者・那須川天心(23)とK-1ワールドGPスーパーフェザー級王者・武尊(30)。
“世紀の一戦”を見るために会場には5万6399人の観客が足を運んだ。
『ABEMA』でネット配信されたPPVは50万人が購入するなど大成功だった。
取り仕切ったRIZINの榊原信行CEOは、「自信をもって、サッカーよりも、野球よりも、
格闘技はどんなメジャースポーツよりもエネルギーがあると言える。これは世界でも証明されている」
と胸を張った。
最大の注目を集めた一銭は、地上波放送を予定していたフジテレビが、
大会直前に降りるなど、ドタバタ騒動があった。
しかし、地上波放送がなくなったことで、新しいビジネススタイルで成功を収めるという、
皮肉な結果となった。物事の進化とは常にそういったものだ。
継続の進化よりも、破壊から生まれるものの方が時代を変える。
フジテレビが下りたのは、『週刊ポスト』の報道が致命的だった。
5月20日号の「週刊ポスト」にて、RIZIN代表・榊原信行氏(58)の反社交際疑惑が報じられた。
榊原氏が知人との会話のなかで、RIZIN関係者Y氏が反社交際していることを認めた音声データが流出。
週刊ポストの取材に対し、Y氏は「反社ではない」と答えているが、
音声データでは、交際を認めているように聞こえる。
榊原信行氏はX氏に500万円を渡し、記事の差し止めを依頼。
榊原信行氏はこの500万円を脅し取られたものと考え、警察に相談、告訴の準備を進める。
榊原氏は、5月31日の会見にて、報道内容について改めて否定した。
同大会での「VVIP 1列席」(300万円)は早々に完売。
「VVIP 2列席」は200万円、「VVIP 3列席」は100万円、「VIP席」は30万円。
高所得者をターゲットとした戦略を取っていた。
全試合をABEMAの「ABEMA PPV ONLINE LIVE」で生中継。
一般チケットは5500円(ABEMA内で購入)
ABEMAプレミアム会員は4400円。
また、VIP席と同じアングルで試合を楽しめる“300万シートアングル”に加え、
那須川選手、武尊選手をそれぞれ応援する「応援チケット」も販売。
応援チケットの価格は7700円に設定。こちらもABEMAプレミアム会員には6160円で販売、
会員か否かで価格に差をつけた。
応援チケットには、大会前にファンと選手がつながる生中継の実施や直前スパーリングの独占公開、
大会前日の計量に密着したコンテンツを生配信し、付加価値を付けた。
ABEMAで流しただけで25億円以上の収入だ。