この記事はプレプリントであり、査読されていない。
まだ評価されていないので、臨床実践を導くために新しい医学研究を報告。
mRNAワクチン接種は、新型コロナと戦うための効率的なツール。
高レベルの中和抗体は、ワクチン誘発免疫の重要な要素。
そして、「新型コロナウイルスに対して免疫が抑制される可能性が示唆される」ことを示した。
新型コロナに対するそれぞれのタイプの働きはまだ分かっていないが、
概ねIgG1がウイルス排除の主役で、IgG2とIgG4は逆にこの物体は異物ではないという働きをするとされている。
その免疫抑制を起こすIgG4がmRNAに限り顕著に検出されブースターで増幅されたという報告。
ワクチンによる防御には、抗体の量だけでなく、質が重要であることも示している。
1回目と2回目直後には全くIgG4は検出されていないのが、2回接種後7か月経つと出てきて、
3回目接種直後でそれが増幅されている。
逆に効果があるとされているIgG1とIgG3は2回接種後7か月で下がってしまう。
3回接種直後でも2回接種直後と同等(IgG1)かそれ以下(IgG3)。
追加接種をすればするほど、免疫抑制のIgG4は増強され効果は薄れる。
それどころか、新型コロナは「異物ではない」と思い受け入れる。
そうなれば、新型コロナに感染する確率が高くなる。
通常のRSウイルスや破傷風ワクチンやアストラゼネカワクチンには見られない、
mRNAワクチンの新型コロナウイルスに見られる現象という。
この研究は、バイエルン州科学芸術省と、ドイツ連邦教育科学省(BMBF)から資金提供を受けた。
さらなる支援は、教員COVID-19愛好家とドイツ感染研究センター(DZIF)から得られた。
ドイツ連邦共和国(DFG)の支援を受けている。
ドイツのエアランゲン・ニュルンベルクのフリードリヒ・アレクサンダー大学の医学部の倫理委員会は、
この研究に倫理的承認を与えたとされる。