関東の総合病院に勤務する総合内科医。
外来患者を中心に、急性期の患者の診察や治療にもあたっている。
「毎日50人以上の患者を診ているぼくの実体験から言うと、
いま病院に来ている陽性者の9割は3回目までワクチン接種をしています。
知り合いのところの入院患者も、一度も打っていないという人はごくわずか。
8割以上が3回接種していて、残りのほとんども2回までは打っているという。
そうなると現場としては、「ワクチンを打つことが感染拡大を防止する」という説には素直に首を縦に振れません。
ワクチンの効果は理想論にさえ見えてくる。
前提として、世界各国でこれだけ感染状況に差があるので、
外国のデータはあくまで参考にすぎません。
日本独自の生のデータを見て判断する必要があります。
ワクチンが効いたかどうかをデータで検証するのはすごく難しい。
ワクチンが重症化を防いだという専門家の意見が多数を占めていますが、
臨床現場の高齢者は、ほぼ100%が接種済み。
比較対象となる非接種者がいないので、打たなかったら本当に重症化していたかを知る術がないんです。
国内外の統計や論文を見ると、感染を予防するどころか、
ワクチンを接種した方が感染しやすくなっているのでは?と思うようなデータも出ています。
確かにウイルスが変異を続けるなかで、ウイルスの型に対応するワクチンを何度も打てば、
変異株に感染しやすくなることは理論的にあり得ます。
そもそも弱毒化しているウイルスにワクチンを打つ意味がどこまであるのかも疑問です。
そういったことも含めて、新型コロナやワクチンに付随する問題を検証し、
反省するには正確な統計データが必須です。
でも、日本にはコロナ陽性者とワクチン接種歴をひもづけるまともなデータがありません。
新型コロナ感染者のデータは厚生労働省の『HER-SYS』というシステムで管理されています。
しかし、ワクチンを接種したが正確な接種日時などが不明な新規感染者を未接種として分類していたなど、
その集計方法は杜撰でした。
8月4日に、医療機関や保健所の負担軽減を名目に、ワクチン接種回数を記載することも不要にすると発表。
今度は全体数把握をしない方向へ。
これでは検証も反省もできません。
彼らは結局、うやむやにするつもりのようにしか見えません。
‘@それを、全国の自治体の首長や国民も望んでいる。
わたしは反ワクチンではないが、山奥に寝たきりで住んでいる高齢者などに、
ワクチン接種は必要なのかと、当初より疑義を呈している。
大阪府は25日、新型コロナに感染した10代女性が21日に死亡したと発表。
女性に基礎疾患はない。
新型コロナワクチンを接種したその日に息を引き取った13歳の少年。
少年の搬送先の病院はワクチンの副反応と関係があるのではないかという報告書を国に提出。
しかし、厚生労働省が出した結論は「評価不能」。
絶対に認めない。
なぜ「息子は浴槽に沈んでいたの」母親の悲痛な声を政府はスルー。
エビデンスエビデンスと猫も杓子も叫んでいたあの光景は砂上の楼閣だった。