「加賀百万石」雇調金不正疑い。
加賀市山代温泉の旅館「みやびの宿 加賀百万石」で、雇用調整助成金(雇調金)を不正受給。
18日付で加賀百万石の社長に就いた吉田久彦氏(39)が、北國新聞社の取材に対し明らかにした。
旅館の土地や建物を所有するビッグ総合開発(大阪市)が運営していた昨年まで、
従業員が出勤したにもかかわらず、勤務がなかったと申請していたという。
吉田社長によると、旅館経営のために設立された新会社「みやびの宿 加賀百万石」に、
昨年12月に運営主体が移った後、勤怠記録の点検で従業員の出勤した日が、
勤務簿では休みにしていたことが判明。
期間は昨年1、2月ごろから同12月ごろまでで、
新型コロナ感染拡大による旅館の閑散期を中心に行われていたとみられる。
吉田社長は「返還額は不正受給分と罰金を合わせ、1億円を超える可能性もある」との見方を示し、
旅館を当時運営していたビッグ総合開発が返還手続きを進めるとしている。
「みやびの宿 加賀百万石」は、後藤充宏社長(65)が退任し、
後任に旧ホテル百万石最後の社長を務めた吉田久男氏の長男で、
旅館業の経験が豊富なコンサルタント会社経営吉田久彦氏(39)が就くトップ人事を行った。
吉田社長は「意識改革を進め、生まれ変わった百万石で宿泊客を迎え入れたい」と、
反省もないまま、早々と抱負を語った。
石川県内では石川労働局が6月、山代温泉の旅館「瑠璃光」「葉渡莉」を運営するよろづや観光に、
1億7045万円の不正受給があったと発表している。
(う・ら・ば・か・り)
‘@情けない限りだ。
吉田新社長は、旅館の不正問題に希薄だ。
業界ではまん延しているのかも知れない。
国民の金を詐取しておいて、おもてなしもあったもんじゃない。
まだ、バレていない案件は他にも多数あるのだろう。