海外の不動産投資信託(REIT)で運用するファンドの成績がさえない。
11月末時点の投信分類別のリターンを比べると、海外REIT型の6カ月リターンはマイナス4.25%となり、
国内債券型とともにマイナスの大きさが目立った。
足元の3カ月リターンでも海外REIT型はマイナス6.35%とパフォーマンスの悪化が進んでいる。
成績悪化の背景には、米国などの都市部でオフィス需要の回復が遅れていることや、
欧米の長期金利上昇に伴う景気減速懸念が高まっていることなどがある。
また、金利上昇は金融機関からの借り入れで資金調達するREITの向かい風になっている。
残高が6923億円と最も大きい「ダイワ・US-REIT・オープン(毎月決算型)Bコース(為替ヘッジなし)」。
6カ月リターンはマイナス2.13%とマイナスリターン。
「ワールド・リート・オープン(毎月決算型)」。6カ月リターンはマイナス7.23%、1年リターンはマイナス3.80%。