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​米企業業績、3四半期連続の利益悪化へ。

1-3月(第1四半期)決算シーズンも終盤を迎える中、 S&P500種株価指数構成企業の利益は平均で前年同期比3.7%減少したとみられる。

ブルームバーグ・インテリジェンス(BI)がまとめたデータによると、78%の企業が市場予想を上回ったものの、

決算発表前にアナリストが予想を下方修正していたことを踏まえると、実際はそれほど良好な決算ではないだろう。

さらに重要な点は、2四半期連続で米企業の業績が悪化したことだ。

BI集計のデータでは、4-6月も7.3%の減益が見込まれている。



金利上昇と消費者需要減退による影響は7-9月まで続くとアナリストはみており、その頃には業績が回復するとの従来予想は覆されつつある。

これは、新型コロナのパンデミック時よりも長期にわたる利益の落ち込みを意味する。

支払いを滞らせる消費者が増える中、4大銀行が1-3月期に計上した消費者向けローンの損失額は前年同期比73%増えた。

米銀行危機の影響はまだ市場に完全に浸透しておらず、商業用不動産にこれから影響が出るとの見方もある・

「第1四半期業績は堅調に見えるが、売上高の伸びが利益の伸びを上回るような亀裂が見えており、利益率が圧迫されている」

労働コストが引き続き企業にとって逆風であり、景気軟化が企業の価格決定力を弱らせているため、「一段の利益率低下」が見込まれると読む専門家もいる。

ブルームバーグ

‘@先日も記したが、不景気風が忍び寄る音がする。

賃金を上げ過ぎると、それ以上の売り上げが無いと企業の利益を圧迫する。

物が高くなりすぎると低所得者はさらに疲弊する。

全労働者が高給取りではない。米国でも年収300万円で暮らす国民は多数いる。

何事もバランスが大事だが、その舵取りが難しい。