2020年1月に始まった日本での新型コロナ感染流行。
まもなく丸3年という新型コロナ禍は、現在を含め大きく8つの「波」となって日本社会を襲い、
人命や健康を損なわせ、人々の生活や意識を大きく変えた。
日本は、2021年2月施行の改正特別措置法で新設された「まん延防止等重点措置」や「緊急事態宣言」などで、
新形コロナと戦ってきた。
そのたびに波は抑えられたが、人々は不自由な生活を強いられた。
飲食業界なども打撃を受け、政府からの支援で喜ぶ店と、それでは足りないと泣く店に分かれた。
また、政府からの支援を受けれない業者からは悲鳴が上がった。
現在は新型コロナの感染が拡大しても行動制限はしないとの政府の政策の下、多くの国民が自由に行動している。
年末年始も多くの人が旅行や帰郷した。
その影響で年始は爆発的に感染が拡大し、死者も過去最多を更新している。
新形コロナに対応する医療従事者たちも、先の見えない戦いに疲弊している。
今の現状を見ても、「まん延防止等重点措置」や「緊急事態宣言」は間違いなく効果があるということだ。
それは中国を見ても同じだ。中国のやり方が正しいと言っている分けではない。
ただ、社会的営みがある程度止まることの弊害との天秤をどうするか。
少なくとも高齢者施設などの予防策を徹底的に講じるべきだが、そういった声も政府からは聞こえて来ない。
また行動制限はしないが基本的な感染対策はしっかり行うよう日々訴えるべきだ。
高齢者は死んでも仕方ないと考えている、そう思われても不思議ではない今の日本政府の新型コロナ対応だ。