家庭で消費するモノやサービスの値動きをみる2月の全国の消費者物価指数。
総務省が発表した2月の全国の消費者物価指数は、変動の大きい生鮮食品を除いた指数が103.6となり、去年2月より3.1%上昇した。
1月の物価上昇率は4.2%だが、政府の総合経済対策により、高騰する電気代や都市ガス代の上昇が抑制され、
物価上昇率が1%程度抑えられた。
一方、食料品は原材料高や円安などの影響で値上げが相次ぎ、食用油が27.6%、ハンバーガーが24.6%、
鶏卵が19.9%、あんパンが9.0%の上げ幅となり、価格上昇が一段と広がった。
特に、生鮮食品を除く食料の伸び率は7.8%で、46年7か月ぶりの歴史的な上昇幅となっている。
みずほリサーチ&テクノロジーズの試算では、電気代やガス代の負担軽減策があっても、
今年度の家計負担は前の年度よりおよそ10万円増えると試算。
‘@近所のスーパーでは1パック200円だった卵が300円になっている。
地域差もあるようだ。
この物価高で買い控えが起きれば消費は低迷する。
政府は選挙もあり、物価高対応には本気度を見せているようだが、そもそも物価高を目標としていた政府。
難しい判断を迫られる。