韓国取引所によると今月に入り17日までのKOSPIの1日平均空売り取引代金は6314億ウォンを記録。
2001年に集計を始めてから過去最大水準だ。
KOSDAQ市場でも今月の1日平均空売り取引代金は過去最大となる3585億ウォンを記録。
直前の最大記録は3月の2887億ウォンで、2カ月連続で記録を更新している。
空売り投資が増えたということは株価下落を予想する投資家が多いということだ。
最近の空売り取引は外国人投資家が主導。
今月KOSPIの空売り取引額で外国人投資家の割合は79.3%に達した。
KOSDAQでは外国人投資家の割合が58.9%だった。
IBK投資証券のチョン・ヨンテク首席エコノミストは、
「二次電池と中国の経済活動再開など一部テーマに対する過熱のシグナルと解釈できる。
最近株価指数は上昇傾向だが、景気低迷への懸念から投資環境自体は良くない」と話した。
実際に最近空売りが集中した銘柄は二次電池関連株だ。
最近株価が急騰した二次電池関連エコプロとエコプロBMの今月の1日平均空売り取引代金はそれぞれ540億ウォンと562億ウォンに達した。
両銘柄に集まった空売り取引額は今月のKOSDAQ全体の空売りの30%を超える。
見方としては、株式市場に再び資金が集まり、空売りもやはり自然に増えたという解釈も出ている。
実際に最近取引代金も増えた。今月の1日平均取引代金は27兆2464億ウォンで1月の13兆1423億ウォンの2倍水準。
サムスン証券のチョン・ミョンジ投資情報チーム長は「取引代金が増える時に空売りも増えるのは自然な現象。
エコプロの株価が調整を受けても指数が上昇するのは証券市場の資金が外に抜け出さずまた別の銘柄に移っているため」と話した。
流動性供給で株価上昇が持続し、これに伴う外国人投資家と機関投資家のショートカバーのため。
株価上昇傾向が続く循環構造に入り込んだと分析される。
キウム証券のハン・ジヨン研究員は「過去に空売り規模が増えた時はKOSDAQ市場が全体的に過熱された。
それとは違い、最近では二次電池など一部だけに限定して過熱現象が起きている。
このため過熱が解消されても指数全般に及ぼす影響は限定的だろう」と見ている。
‘@どちらに軍配が上がるのか、みものだ。
Chatwork(4448)ストップ高、買い気配。