ロボット開発事業を手掛けるツバメインダストリ(東京都江戸川区)は9日、搭乗型ロボット「アーカックス」のプロトタイプを開発したと発表。
「SFに出てくるような大型ロボットに実際に乗り込んで操縦する」という体験を提供することを目的に製作。
アーカックスは全高4.5m、重量3.5t。搭乗操作型のロボットで、2本の腕と車輪がついた4本の脚を備え、バッテリー駆動による自走が可能。
28の関節自由度があり、コックピット内のジョイスティックやペダル・タッチパネルで操作できる。
ロボット全体の姿勢が変わる2種類のモード「ロボットモード」と「ビークルモード」に変形可能。モードに応じて操作できる箇所も変わる。
移動速度も変化し、ロボットモードでは時速2kmだが、ビークルモードの最高時速は10km。
夏頃には製品として発売する予定。価格は未定。同社は「アーカックスは搭乗型ロボットという全く新しいマーケットを形成することを目的としている」と説明。
主たる顧客は富裕層を想定。国内だけでなく海外向けの受注販売も予定している。