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ひろゆき「挑発的な服装が性被害の一因」

ひろゆき氏による「ユタ州立大学の調査では性被害者の22人に1人は挑発的な服装が被害の一因」

というツイートが拡散しているが、誤りだと日本ファクトチェックセンターが指摘。

ひろゆき氏は、韓国の人気DJ「DJ SODA」さんが大阪での音楽フェスで複数の観客から胸を触られるなどの性被害を受けたと告発したことをめぐって投稿。

ユタ州立大学の調査では性被害者の22人に1人は挑発的な服装が被害の一因。

ちなみに殺人だと22%は服装が原因」「『服装と性犯罪の被害は関係がない』は嘘」と結論付け、ツイートが拡散。

リプライには、ひろゆき氏に賛同する声の一方、「この論文には服装は原因じゃないって書いてるように見える」と、疑問視する投稿も複数あり、コミュニティノートも付けられている。

和訳すると「連邦暴力犯罪調査委員会の調査によると、報告されたレイプ事件のうち、被害者側に挑発的な行動があったのはわずか4.4%。殺人の場合、そのような行為(視線を送るような単純なもの)があったのは22%だ」。



ひろゆき氏はこの調査を根拠としつつ「性被害者の22人に1人(筆者注:約4.5%)は挑発的な服装が被害の一因」と主張していることになるが、

原文はprovocative behavior(挑発的、刺激的な行動)であり、「服装」ではない。

さらに、ユタ州立大学の調査には「逮捕された性加害者のほとんどは被害者の服装を覚えていない」との記述もあった。

つまり、「『服装と性犯罪の被害は絶対に関係がない』は嘘」というひろゆき氏の主張の根拠となる内容ではない。

ひろゆき氏の引用元の調査は「報告されたレイプ事件のうち、被害者側の挑発的な行動があったのはわずか4.4%」

「逮捕された性加害者のほとんどは被害者の服装を覚えていない」とあり、ひろゆき氏のツイートと矛盾する内容となっている。よって誤りと判定した。

検証:住友千花
編集:古田大輔、宮本聖二、藤森かもめ、野上英文

‘@サラッと拾って被害者に反論的なことをする。

いかにもそういった事実があるかのように見せ掛けて、

質の悪い2次加害の典型だ。