論理的に考えられない人にも発言権が与えられている。
ひろゆきと元日本マイクロソフト社長の成毛眞氏が語る。
ひろゆき氏×成毛眞氏の著書『考えて生きる 合理性と好奇心を併せ持つ』(集英社)から一部抜粋。
ひろゆき:昔は「自分はわからないから、頭のいい人に任せよう」という感覚がありましたよね。
でも、今って中途半端に頭の悪い人が、「俺がわからないのはおまえのせいだ。わかるように説明しろ」っていう流れがある。
成毛:それはSNSの影響が大きいかもしれませんね。論理的にものが考えられない人にも発言権が与えられたでしょ。
しかも、日本語は読めても、文章の意味をきちんと理解できない人も多い。
ひろゆき:昔は、ある程度の知性がないと、メディアで発言する機会もなかったわけですからね。
成毛:そうやってSNSで発言し、自分はまともだと思って、自分の価値観で生きる。
まあ、それはアメリカ人も同じですけどね。
ひろゆき:それでもアメリカが成長しているのは、とんでもないバカがいる一方で、
一部の天才がすごいシステムを作って帳尻を合わせているからですよね。
でも、日本はどっちもいないから悲惨な状況だったりします。
成毛:だから、日本のデジタル化が進むのはもう少し時間がかかりますね。
‘@以前指摘したようにテレになどで無能、無知識な多くのコメンテーターがお門違いの発言をする。
だが、彼らが悪いのではない。そんな人たちは多数いるし、彼らにも発言の自由はある。
それを公の場で発信しているテレビ局側に大きな問題がある。
成毛氏の話は分かりやすく的を得ている。