大阪府の吉村知事が7日夕、「緊急事態を宣言するのが僕の考え」と述べた。
吉村知事は、4日午前、緊急事態宣言について、府は感染拡大を抑え込みつつあるとみており、
「急拡大は抑えられている。今の段階で要請することはない」と述べたばかりだ。
府幹部の一人は「知事は現在の対策に手応えを感じている。
内部で宣言要請の可能性を探る議論すらない」と語った。
この人の頭はどうなっているのか。そして、それを支持する人たち。
府では6日、過去最多となる560人の感染者を確認。7日には607人の過去最多を更新。
年始以降、府内で感染は拡大の傾向にあり、死亡者も増加の一途。
関西の2府4県で6日に発表された新型コロナウイルスの感染者は1017人で過去最多。
吉村知事は「東京であれだけ感染が拡大し、大都市圏の大阪で下がると考えるのは楽観的」と、
自虐ネタを披露。
感染拡大は抑えられていると、楽観論を述べたのは吉村知事自身。
その口の根も乾かないうち、「やはり緊急事態宣言出します」と宣言。
東京は関係ない。東京のせいにするのは、自民党与党や維新の会などで申し合わせているようだ。
そんな、くだらないことをやっているから感染を抑えられないのだ。
その上で吉村知事は「医療の現場は逼迫している。高齢者の感染が増えることを見越したとき、
先手の対応を打つべきだ」と、これまた、恥ずかしげもなく、自身の言動とは真逆のことを言い放った。
医療の現場は既に逼迫しており、現場からは対応が遅いとの悲鳴が、とうの昔に出ていた。
何を見ているのか、聞いているのか。
これが先手なのか。私には後手にしか見えないが、判断は府民に預ける。
「高齢者の感染が増えることを見越したとき」とは、死亡者が多いことも認識していないのか。
残念ながら、私の訴えていることが真実だということが証明されている。
吉村知事のパフォーマンスに騙されている多くの国民は目を覚ますべきだ。
府民が不幸になるばかり。
この維新のパフォーマンスは橋下氏の時代方連綿と受け継がれている。
政府やメディアも、東京イジメで、北海道と大阪は感染が抑えられているのに、
東京は政府の言うことを聞かないから、感染が拡大していると、小池知事を非難する。
数日の数字で判断していると間違いを起こすのが感染症。
感染者数は波打つのを理解できていないのか、単に東京をイジメたいだけに述べているのか。
ウイルスの感染者数は月日で波打つ。日で波打ち、月で波打つ。
グラフを見れば一目瞭然だ。
だから、大筋でとらえなくてはいけない。
全体的に拡大しているのか縮小しているのか。
全国的に感染が拡大しているのだから、全国的に考えなくてはいけない。
主要都市は一時感染者数が下がっているように見えても、全体が増えていれば必ず増えてくる。
1年経つのになぜ理解できないのか。
専門家は何をやっているのだ。
新型コロナのエビデンスや知見の多くは海外からの情報。
日本は何をしているのだ。
この、日本の、非常事態の指揮をとれる人間はいないのか!
怒りで震える。