吉村知事、自身の愚策を東京都に転換。
大阪府の吉村知事は、緊急事態宣言を2月28日に先行解除した。
1都3県は3月21日まで延長。
しかし、大阪などは解除後、感染者数が増加、「実効再生産数」も、
大阪府は、1.27、兵庫県は1.44、東京都は1.06、国内は1.07。
これを受けて、吉村知事は、19日記者団に対し、
「首都圏との往来による感染の再拡大を防ぐための水際対策が必要だ」と述べ、
JR新大阪駅で、首都圏方面からの新幹線の利用客を対象に、検温を実施することを発表。
新大阪駅の構内の3か所に、体温を計測する「サーモグラフィー」などを設置して、
利用客の検温を行い、体温が37度5分以上と測定された人には、
府の職員らが、健康観察や、保健所や医療機関の受診を呼びかけることにした。
検温を実施する期間は、3月22日から4月9日までの19日間で、
午前9時から午後9時までの時間帯で行うとしている。
一方、福岡方面などからの利用客への検温は予定していないという。
福岡県の実行再生産数は1.11。
吉村知事は、「年度替わりで人が多く移動する時期だが、都道府県をまたぐ対策が不十分なので、
緊急事態宣言の解除に合わせて対策を徹底したい」と、パフォーマンスをアピールした。
対策を徹底するのに、なぜ、検温を短期間しかやらないのか、時間が午前9時からなのか。
大阪府は、緊急事態宣言解除が早くて、感染者が増加したことを、
東京都などのせいにするための、自己弁護アピールは吉村知事のお家芸。
松井一郎大阪市長は19日、4都県への緊急事態宣言の解除を決めたことに関し、
「本来、小池都知事がもっとリーダーシップを取るべきだった」と述べた。
松井市長は「今回何も言わないのは、ある意味小池さんらしい」と皮肉った。
「東京はいま(感染者が)増えている状況で、火中の栗は菅首相に拾わせようという形なのか」と、
マスコミと同様のことを述べた。
他のことより自身の自治体を心配するべきだ。
小池都知事がリーダーシップをとればとったで、「自分が目立ちたい、やってる感を出したい」と叩き、
何も言わなかったら言わなかったで、「リーダーシップを取るべきだ」と叩く。
選挙が近づいているので、メディア総動員で小池知事を叩いているようだ。
それほど、自民党与党は小池知事の人気を恐れているということだ。