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緊急事態、10分で方針変えた官邸。

菅総理と関係閣僚が決めた新型コロナ対応の「まん延防止等重点措置」の方針が一転、

北海道、岡山、広島の3道県に緊急事態宣言が出されることになった。

菅政権の対応はこれまでも「後手・後手」「場当たり的」と批判されてきたが、

総理が決めた方針が一夜で覆るのは極めて異例。

政府は分科会に、緊急事態宣言に準じる重点措置に、

群馬、石川、岡山、広島、熊本の5県を追加する案を諮問した。

前夜に菅総理らが決めたこの案に、専門家から一斉に異論が噴き出した。

北海道、岡山、広島では、様々な指標が宣言発出が必要とされる「ステージ4」に達していた。

「非常に厳しい」、重点措置では効果が不十分との声が次々と上がった。

西村大臣、田村大臣、加藤官房長官の3人が集まり、立ちながら話しをした。




その後、3人は中座した。行先は首相官邸閣議を終えたばかりの菅総理は3人と向き合った。

「かなり厳しい状況です」そういって切り出したのは西村大臣。

西村大臣の説明を聞いた閣僚らからは「このまま突っ込めば」という強硬論も出たが、

田村大臣がそれを制した。分科会の尾身会長が衆院厚労委員会に出席することに触れ、

政府方針と専門家の意見が異なったままでは、国会の答弁に支障が出る。

「答弁がもたないんじゃないか」と指摘した。

閣僚のやりとりをじっと聞いていた菅総理は「それが専門家の結論なんだろ。もう決まっているんだろ」。

西村大臣が「そうです」と応じると、総理は「なら、それでいいじゃないか」と、決断を下した。

この間、わずか10分だった。

‘@批判もあるようだが、私はこの件に関しては菅総理の英断を支持する。

固辞せず、当たり前の判断を下した。

本来なら、その前にしていれば良かったものだが。

多くのコメンテーターは知らないようだが、感染症は早め早めの対応が必須だ。

とにかく早く対応すれば軽傷で済む。台湾などのように。