菅総理「ワクチン最速」は、オオカミ少年症候群。
日本での新型コロナワクチンの接種状況について、菅総理は9日の会見で、
「世界で最もスピード接種」「先進国の中でも最も速い」「先進国でも例を見ない速さ」
などと虚偽の発言をした。
たしかに、ここ最近は早くなったが、それは各国よりも接種の開始が遅れただけ。
インドのように現状で日本よりも日々の接種数が多い国がある。
全体の接種率や、日々の接種数を人口比でみると、日本はとても上位にいるとは言えない。
なぜ、少し調べれば分かるようなウソを平気で突くのか。
それは、「オオカミ爺さん」になっているからだ。
安倍政権、菅政権は、オオカミ少年増産政権だ。
菅首相は会見で、7月末には希望するすべての高齢者の2回接種が終わる予定であると強調。
同月中に、感染減少に一定の効果がみられる可能性がある、
国民4割の1回接種を終えることを目指すとしている。
しかし、河野大臣の発言からも分かるように、ワクチンは足りず、
日々の接種数は7月に入り減少に転じている。
ワクチンの一部自治体への供給に滞りが生じ、職域接種の新規受付は停止状態。
現場の医師は8月の予定が全然立たないと嘆いている。
何をもって、7月中に終わると言えるのか。
私にはみえる。菅総理は「希望するすべての高齢者」と述べている。
7月中に間に合わなかった高齢者は、希望しなかった接種者に数えるということだ。
国民4割の1回接種を目指すというのも、目指していたが、
非協力的な国民が多く達成できなかったと、国民のせいにする。
なんで、こんなに、ウソ付が多いのか。
それも分かりやすいウソを堂々と語る。
昔の政治家は、陰でコソコソやって、国民に極力バレないようにしていた。
後は、我慢できず、暴言を吐いて辞任するか。